ツバキとサザンカ

2023.02.24

ツバキ(椿)とサザンカ(山茶花)、冬の代表的な花。この二つは見た目も咲く時期もとてもよく似ていますね。それもそのはずでどちらも同じツバキ科ツバキ属に属する兄弟のような関係です。ではこの二つはどのように見分けるのでしょうか。

花の散り方

これは有名かもしれません。一番簡単な見分け方です。

ツバキは花が散るときに丸ごと地面に落ちます。それに対してサザンカは花びら1枚1枚落ちていきます。足元を見れば見分けがつきやすいですね。

落ちたツバキの花
ツバキ
サザンカの花びら
サザンカ

花の見た目

品種によって例外はたくさんあると思いますが、ツバキは花がしっかり開かずにお茶碗のようになります。サザンカは花が開ききって平べったい感じになります。また、ツバキはしべ(おしべとめしべ)が固まって閉じ気味なのに対して、サザンカは開いているという違いもあります。

ツバキの花
ツバキ
サザンカの花
サザンカ

花が咲く時期

品種にもよりますが、サザンカの方が少し早く咲きはじめます。サザンカは10月ごろから先始め春先まで。ツバキはもう少し後の12月ごろから開花します。ただ、被っている時期も長いため、これだけだとなかなか見分けるのが難しいかもしれません。

参考:山茶花(サザンカ)と椿(ツバキ)の違いは知ってる? そっくりな花の見分け方 – GARDEN STORY