よい香りの花木
2022.10.02
キンモクセイの花が香る時期になりましたね。キンモクセイは家の庭などに目隠しとして植えられていることが多いので、歩いているとふわっと香りがして、秋の訪れを感じます。
いい香りの花と言えばそんなキンモクセイがとても有名ですが、キンモクセイは三大香木のひとつでもあります。香木というのは「よい香りのする木」のことですね。この場合には「よい香りのする花をつける木」です。
では、あと2つは何かというと、ジンチョウゲとクチナシです。いずれも特徴的なとてもよい香りがしますが、キンモクセイほどそこら中で香るわけではないので、知らない人もいるかもしれませんね。
花マクロワールドにもこれらの花の写真を用意してありますので、ぜひご覧になってください。
ジンチョウゲは春、クチナシは夏、キンモクセイは秋、と咲く季節が違うのですが、これに冬のロウバイを入れて四大香木とすることもあります。
キンモクセイ
キンモクセイはもっとも有名な「よい香りの花」ではないでしょうか。9月の終わりから10月初めくらいにオレンジの小さな花がかたまりになって咲きます。花の時期は短くてすぐに終わってしまうのが残念ですね。
ジンチョウゲ
ジンチョウゲは背が低い低木で、2月から4月ごろの早春に咲きます。少し肉厚の花が固まって咲きます。色は外側がピンクのものや、真っ白のものなどがあります。華やかな強い香りが特徴です。個人的にはキリッとした香りだと感じます。
クチナシ
クチナシも低木ですが、3mくらいの大きめの木もあります。6月から7月ごろの初夏に白い花を咲かせます。花は八重咲きや一重咲きなど、品種によって見た目が結構違います。三大香木の中ではもっとも甘い香りを放ちます。花も目立つので、ぜひ探してみてください。